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食物繊維を食生活で十分に摂取することが大事

便秘はとても不快なもので、腹部がポッコリと重くなり、ガスが頻繁に出ますし、肌荒れなどの吹き出物や口臭、イライラなど数多くの二次的症状が出ます。便秘は女性に多く、生まれつきの体質で常に便秘の人もいれば、ホルモンの影響で生理前だけ便秘になる人もいます。
便秘を解消するには食生活の改善は欠かせません。その要となる栄養素は「食物繊維」です。食物繊維は野菜に多く含まれていて、その他には豆類やきのこ、海藻類や果物にも含まれています。
食物繊維は水溶性と不溶性の2つのタイプに分かれていて、水に溶けるか溶けないかで働きが異なります。水溶性は水分を保持する力が強く、腸内の善玉菌を増やしたり腸内環境を整える作用があります。水分保持力があるため便をやわらかくし、スムーズなお通じにつながります。便が硬いと排泄時に肛門を傷付けて痔疾患になることもありますので、普段から便をやわらかくしておくことが大切です。また、不溶性は胃腸で水分を吸収することでカサを増し、腸内の蠕動(ぜんどう)運動を促します。便意を催すには蠕動運動を起こすことがとても大切です。便意がなければ長時間お腹に便が停滞することになるので、腸内で便の水分が再吸収されてしまって硬い便になり、さらに出にくい状態に陥ってしまいます。
水溶性はキャベツや大根などの野菜類やリンゴやミカンなどの果物類、昆布やわかめなどの海藻類に多く含まれていています。不溶性はゴボウや大豆、穀類などに多く含まれています。ここで注意すべきなのが、不溶性ばかりを多く摂取してしまうと、便秘の症状によってはもっとひどくなってしまうケースがあるということです。また、食物繊維をたくさん摂取することを心掛ける場合は、水分もたくさん飲むということも大切です。
食物繊維は意識していても不足しているのが、現代の食生活の問題点だと言われています。ファストフードやコンビニメニューでも、最近では野菜を多く使ったメニューが増えてきていますが、それでもまだまだ足りていません。毎食自宅で時間をかけて調理することができる場合は可能かもしれませんが、毎食というわけにはいかない人も多く、食事だけで必要量を摂取するのが難しい場合がほとんどです。そのような場合は、サプリメントなどの補助食品を利用しても良いでしょう。
便秘はあらゆる角度からのアプローチが効果的なので、食事内容の改善はそのうちのひとつに過ぎません。運動や体操、マッサージ、排便習慣の見直しなども合わせて行いましょう。