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高齢者の方の便秘ってどういったもの?

便秘というのは特別なものではありません。特に歳を重ねて高齢者になっていくと、若いころ便秘になんて悩んだことがなかったという方ですら
便秘になりやすくなります。
ある統計では、60代では、便秘に悩む方の総数が30代の総数の2倍以上に膨らむという検証結果があります。
では、加齢による便秘はなぜ増えていったりするのか、その原因や解消方法を見ていきましょう。

 

高齢者の便秘の原因

加齢による便秘には、それまでの便秘とは少し違った原因があったりもします。ここでは高齢者の方の便秘の原因を探っていきますが、
最近ではまだ若いのに、高齢者の方のような生活をされている方もおられます。注意したいところもありますよね。

 

老化による健康機能の低下

加齢による老化は、様々な体の健康機能を低下させます。
その中には便秘に関する筋肉なども原因の一つになっていきます。
お腹の周辺の筋肉、腸の動き、それらが理由で便が腸の中でうまく運ばれなくなって便秘につながります。

 

普段摂取する薬などの影響

老化していくと、体にも様々な病気や症状があらわれていきます。
病院に通われている方も多くなっていき、自然と毎日薬もたくさん飲まなければならないようになります。
そういった薬の中には、便秘の原因となっているような乗用薬などがあります。
直接の原因でないにしても、薬の副作用や、便秘の症状を誘発するようなものもあるので、それらが理由になっている場合があるんです。

 

たとえば、薬の副作用で便秘が誘発されるようなものは、抗生物質や抗うつ剤などがあるそうです。

 

もちろん必要だから薬を出されるわけなので、これらを飲まなくするというのは便秘解消のいい方法とは言えません。
医師に相談して、薬の副作用のないものにしてもらうなど、アドバイスを求めましょう。

 

消化機能の低下による食事量の減少

体の衰えとともに、運動する機会も減っていき、消費するカロリーも減っていきます。
その状態だと、体は食事に求めるカロリーも少なくていいと判断するので、食事の量自体も減っていきます。
その上、水分もあまりとらないようになっていくのが、ダブルで便秘の原因になります。

 

排便の習慣も減っていき、尿漏れなどを気にする方も増えてくるので、なおさら水分を取らなくなり、結果便秘の状態を悪化させるようになります。

 

 

次に高齢者の便秘にはどういったものがあるのか、同じ便秘でも違いがあるのでそういった部分を見ていきましょう。

 

高齢者の便秘の種類

高齢者の便秘には弛緩性便秘というものと直腸性便秘という種類のものがよくおこりやすくなっているんです。

 

弛緩性便秘とは

老化による起こりやすい便秘の中には弛緩性便秘というものがあるんです。
弛緩性便秘というものは、高齢者だけではなく、女性の方にも起こりやすいもので、
原因としては、筋肉の低下が主な理由と言われています。
筋肉の低下によって、便を腸の中で押し出す蠕動運動がよわくなってしまい、腸の中で便が滞ってしまい便秘になるということなんです。

 

直腸性便秘とは

もう一つの高齢者の方に起こりやすい便秘は、直腸性便秘というものがあります。
直腸性便秘というのは、肛門の寸前にある直腸まできている便がうまく排泄できない状態の便秘をいいます。
加齢によって便意を感じにくくなったり、排便のために必要な筋肉の低下など様々なことが重なって原因となっています。

 

直腸性便秘は、通常便意はあるけれど、でないとか、まだ出したりない感じが常にあるようなことが起こるんですが、
高齢者の方の直腸性便秘は、神経の感覚の鈍りや、筋肉の低下など、高齢者特有の傾向もあるんです。

 

高齢者の方の便秘解消は?

ここまでに、高齢者の方の便秘の種類や原因などを見ていきましたが、ではそれらの対策はどういったものがあるのかを考えていきましょう。

 

  1. 食生活の改善
  2. トイレの習慣化
  3. 運動による筋肉の増加

大きく分けると老化による便秘の解消方法は、この3つがポイントになります。

 

便秘に食生活を見直すことはとても重要なことになるのですが、高齢者の方は食欲自体が減少している方が多く、
食生活の改善もできる範囲で、大事なポイントをしって対策することが効率的になります。

 

水分、乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維、こういった便秘に効果のある栄養をしっかり摂取することが大事なのですが、
食生活を一気に変えることは難しいので工夫が必要になります。

 

トイレは、便意を感じていなくても、常に行くことを習慣化することがポイントになります。
加齢によって便意を感じにくくなっているので、まずは、そこから始めましょう。

 

運動は、マラソンなどではなく、できる範囲で歩くなどでも十分です。無理をすると怪我の素になるので
体と相談しながら、少しずつ筋肉を増やす努力が大事なんですね。