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お灸で便秘解消できる?

便秘で困ったときには、西洋医学的な考えで対処する方法が普通ですが、
東洋医学の知恵を拝借するのも素晴らしいことです。
経絡理論は一見すると難しいと感じることがありますが、
身近なツボの仕組みとして理解すれば、
生活の様々な悩みを解消するためにも役立ちます。

 

一般的には指や手の甲を使って手技を行いますが、
温熱による刺激を与えて、血液の流れも良くしたい場合には、
お灸をすえる方法を実践することもおすすめできます。

 

お灸というのはもぐさやヨモギなどの葉っぱを乾燥させて作られているのですが、
昔からある東洋医学でもとても重要なものだと考えられています。

 

便秘を解消したいときには、消化器系の不調を整えて、
新陳代謝を高めることが根本になります。

 

東洋医学的に考えれば、中焦から下焦にかけての機能を促進させて、
余計な老廃物を速やかに除去しながら、同時に気血も補うことが重要になります。
便秘解消を目的にして、お灸をすえる場合には、足の陽明胃経を中心にして刺激を行えば効果的です。

 

足の陽明胃経は目の付近の承泣から始まる経絡で、
人間の消化機能を司る役割を担っているため、どこかで不調が発生すれば、
便秘の症状が悪化することが考えられます。

 

昔の人は三里のツボを理解していて、消化器の調子が悪いときには刺激して、
健康を促進させていました。足の三里は松尾芭蕉の逸話でも有名ですから、
江戸の庶民にとっても身近なツボです。足の三里は膝小僧の外側から
下がった場所にありますが、指を使って正確な位置を探ることができます。

 

胃経のツボとしては、腰背部に位置する大腸兪にお灸をすえて、
便秘を改善させることも可能です。

 

足の三里からは離れた位置にあっても、経絡の流れによって結ばれているため、
同様な効果が発揮することになります。

 

マッサージなどで刺激しても効果的ですが、温熱の作用を直接に与えることで
冷えた体を温めながら便秘の症状を癒すことができます。
大腸兪の周辺にある小腸兪も同様に役立つため、利用して便秘の症状を和らげることが可能です。

 

これらのツボに照準を合わせて、お灸をすえることを習慣的に繰り返していけば、
代謝の機能は徐々に高まっていきます。
目的には漢方的な補法や瀉法の実践がありますが、分かりやすく言い換えれば
不要なものを取り除きながら、不足したエネルギーを補うことを意味します。
排便するだけでは体力も奪われてしまうものですが、お灸の方法を使う場合には、
補瀉の仕組みが働きます。本来の自然治癒力を高めることも目的にするため、
全体的に見れば便秘だけでなく、体全体の不調も癒やす作用が働くようになります。