生理前便秘って知っていますか?
妊娠時でも通常時でも女性の悩みで多いと言われているのが便秘とよく言われています。
男性より悩む方が多いとされているのは、女性ホルモンによる影響があるとも考えられたり様々な要因があると言われています。
ある調査では便秘に悩む女性のうち、60%以上が生理前にも便秘になると悩んでいるということがわかっています。
これを生理前便秘と言います。
女性ホルモンのひとつであるプロゲステロン(黄体ホルモン)には、大腸の蠕動運動を低下させる作用があり、生理前は女性ホルモンの影響で、便秘になりやすいことがわかっています。便が腸内に長く停滞することになり、便に含まれる水分量が減って硬くなったり、排便されにくくなったりして、便秘になってしまうのです。
この生理前の便秘は実はPMSの症状とも言われていて、そのあたりもかかわってくるので
ただの便秘と甘く見ないようにしなくてはなりません。
妊娠に備えて女性の体は、水分や栄養分を体内に蓄える作用もあることから、腸内の水分が体内に吸収され、便がカチカチになり出にくくなるのだそうです。
こういった生理前便秘にも注意していきたいところです。
最近では便秘薬も副作用までしっかり考えられており、便秘薬の製薬会社のホームページを確認しても生理中に使えないとか、
生理痛薬(鎮痛薬)と併用しても危険という表記はなく、特に副作用が出るといったこともないようです。
ただし、同時に飲むことはしないで数時間ずらして便秘薬と生理痛の薬は服用してくださいね。
他にもあるPMSの諸症状
- イライラ
- 憂鬱、だるさ
- 情緒不安定
- 乳房のハリや痛み
- 肌荒れ
- 体重増加
- むくみ
- 頭痛
- 便秘
PMSの症状にはこのように様々なものがあり、精神的なものと身体的なもので分類されます。
生理前の便秘も実はPMSの症状という可能性もあったんですね。
つまり女性ホルモンであるプロゲステロンとエストロゲンのバランスが生理前になって
崩れるということが便秘の原因となっている可能性があるということです。