新生児期の赤ちゃんの便秘を考えてみよう
新生児期または乳児期の赤ちゃんは、まだまだ体も成長していません、体内機能も成長途中であるために、親がそのあたりをしっかりと理解して
赤ちゃんのための行動をとってあげなければなりませんよね。
新生児期や乳児期の赤ちゃんは生後約4週間の時期のことを言います。
ついさっきまでは、ママの胎盤の中で成長していたのに、一気に環境が変化して、何事にも慣れることが重要になる時期でもあります。
自分で呼吸をして、ママのへその緒を通して栄養を取っていたのに、自分で栄養を取ることにもなりました。
そんな時期の赤ちゃんの便に関してみていきましょう。
出産後にでるうんちは、黒っぽい色をしており、形もしっかりとはしていなくて、ネバネバしている傾向があります。
これは徐々に黄色っぽい色味を帯びるようになっていきます。
最初のほうの黒っぽいうんちを、胎便(たいべん)という名前もついているんですよ。
やわらかい便だからこそ新生児期、乳児期の赤ちゃんの便秘については考えないといけないですよね。
新生児期の赤ちゃんの便秘の原因
この時期の赤ちゃんの便秘の原因は、成長途中にある腸の影響や、
徐々にお母さんの母乳を与える回数が減ってくるなどといったことがほとんどのケースの理由になります。
母乳ではなく、完全にミルクで育てているケースは、消化に時間がかかっているが故だという場合もあります。
この時期の便秘の対策は、まずは多くの場合、排便ペースが変わってきたという可能性を疑ってください。
時期的にもママさんは不安になりやすいと思いますが、すぐにこれは便秘だと判断せずに、赤ちゃんの体の声を聴くようにしてみてくださいね。
新生児の赤ちゃんの便秘対策
私たち大人と異なり、新生児の赤ちゃんの腸内はまだ未発達の状態にあるので
便秘の解消を考える時も、通常の考え方ではなく赤ちゃんの対策方法を行う必要があります。
- ほぐし綿棒でカンチョウ
- お腹マッサージ
- 便秘改善エクササイズ
新生児の赤ちゃんの便秘対策というのは、主なものとしてこの3種類があげることができるでしょう。
ほぐし綿棒での便秘解消
病院などでもほぐし綿棒をつかった浣腸は指導されるところが多いと思いますが、
手間としても綿棒を使うだけなので簡単にできるためおすすめですよ。
やり方は、普通に薬局やドラッグストアに売っている綿棒の先についている
綿の部分をほぐして、そこにオリーブオイルやベビーオイルをたっぷりとふくませます。
その状態の綿棒を赤ちゃんのお尻のに穴に入れたり出したりして、やさしく刺激してあげます。
綿棒は硬いものを使うと赤ちゃんの直腸を傷つける危険があるので、
やわらかいものを使いましょう。
お腹マッサージ
赤ちゃんのお腹マッサージも手軽にできる便秘の解消になります。
やり方は簡単で、お風呂などで赤ちゃんの体を洗う時に、石鹸をつけた手で赤ちゃんのお腹を
やさしく反時計回りにひらがなの「の」を書くようにマッサージします。
もちろん入浴時以外にもできるのですが、ポイントは強く押しすぎてしまうと
かえって負担に感じてしまうので、手のひらを使ったやさしくが重要です。